「スワッグ」というものを知ったのは、
去年の年末。
中川村のスーパー「チャオ」で行われたお正月飾り展に
代田晃子さんが出していたのがスワッグでした。
南天、ユーカリ、松…
お庭の枝や葉っぱや実で作られたスワッグ。
そのセンスの良さ!
この日の一番の人気コーナーでした。
お話を聞くと、
「庭のモミの木が倒れたので、
何かに生かしたいと思って作り始めたんです」
代田さんは、中川村在住の若くてきれいなお母さん。
淡々と、でも情熱的にお話される佇まいやお人柄が印象的でした。
「カヤでスワッグを作りたい」
と思ったのは、そんな代田さんを思い出したから。
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伐採の直前にお願いしたら、
「ぜひ伐採も見たいです」
と、小雨の中で丸1日立ち会ってくれました。
嬉しかったな。
そして3月19日。
代田さんと2人でスワッグ作り♪
まずは枝選びから。
「骨がよければ何でも映えますよ」
「骨」とは、スワッグの骨格だったり
飾るときの背景、台のように使う枝のこと。
青白い苔がびっしりと生えたカヤの枝。
「きれい〜」
「かっこいい!」と、
センスのいい代田さんが絶賛。
「こんなの、都会のお花屋さんが欲しがりますよー」
「え〜!もっと早く知っていれば!」
なんて会話をしつつ、宝探し気分です。
骨が用意できたら、
あとはカヤの葉っぱに季節の花や実を混ぜながら
ひたすら麻ひもでぐるぐる巻いていきます。
今回は代田さんが採ってきてくれたサンシュウと、
庭の南天の実を使いました。
まっすぐな枝に葉っぱを沿わせては巻きつけ、
の単純な繰り返しですが、
左右へずらしながら作ると動きが出てグッとおしゃれに。
コツをつかんだら、これは楽しい〜♪
おしゃべりしながら、楽しい時間が過ぎました。
全て自然素材で作られるスワッグ。
「自然に還ってゴミにならないように」
代田さんのさりげない心遣い。
完成したスワッグは、玄関に飾りました♪
もうすぐ春分の日。
春を呼ぶお供えに、スワッグを。
欧州の言い伝えでは、
玄関のスワッグは幸運を呼んでくれるのだそう。
念願のカヤのスワッグは、
もうすでに素敵なご縁を運んでくれました。
代田さん、ありがとうございました。