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【カヤ日記⑧】スワッグを作りました

 

「スワッグ」というものを知ったのは、

去年の年末。

中川村のスーパー「チャオ」で行われたお正月飾り展に

代田晃子さんが出していたのがスワッグでした。

 

南天、ユーカリ、松…

お庭の枝や葉っぱや実で作られたスワッグ。

そのセンスの良さ!

この日の一番の人気コーナーでした。

 

お話を聞くと、

「庭のモミの木が倒れたので、

何かに生かしたいと思って作り始めたんです」

代田さんは、中川村在住の若くてきれいなお母さん。

淡々と、でも情熱的にお話される佇まいやお人柄が印象的でした。

 

「カヤでスワッグを作りたい」

と思ったのは、そんな代田さんを思い出したから。

 

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伐採の直前にお願いしたら、

「ぜひ伐採も見たいです」

と、小雨の中で丸1日立ち会ってくれました。

嬉しかったな。

 

そして3月19日。

代田さんと2人でスワッグ作り♪

まずは枝選びから。

 

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「骨がよければ何でも映えますよ」

「骨」とは、スワッグの骨格だったり

飾るときの背景、台のように使う枝のこと。

 

青白い苔がびっしりと生えたカヤの枝。

「きれい〜」

「かっこいい!」と、

センスのいい代田さんが絶賛。

「こんなの、都会のお花屋さんが欲しがりますよー」

「え〜!もっと早く知っていれば!」

なんて会話をしつつ、宝探し気分です。

 

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骨が用意できたら、

あとはカヤの葉っぱに季節の花や実を混ぜながら

ひたすら麻ひもでぐるぐる巻いていきます。

今回は代田さんが採ってきてくれたサンシュウと、

庭の南天の実を使いました。

 

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麻ひもは足で押さえながら、しっかりと巻きつけていきます。

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サンシュウの黄色が春らしい♪

 

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まっすぐな枝に葉っぱを沿わせては巻きつけ、

の単純な繰り返しですが、

左右へずらしながら作ると動きが出てグッとおしゃれに。

コツをつかんだら、これは楽しい〜♪

おしゃべりしながら、楽しい時間が過ぎました。

 

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全て自然素材で作られるスワッグ。

「自然に還ってゴミにならないように」

代田さんのさりげない心遣い。

 

完成したスワッグは、玄関に飾りました♪

 

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私が作ったのは壁掛けタイプ

 

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代田さん作。カヤの枝も合わせて、ダイナミックに飾ってくれました。かっこいい!

 

もうすぐ春分の日。

春を呼ぶお供えに、スワッグを。

欧州の言い伝えでは、

玄関のスワッグは幸運を呼んでくれるのだそう。

 

念願のカヤのスワッグは、

もうすでに素敵なご縁を運んでくれました。

代田さん、ありがとうございました。