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一世一代の挑戦へ

今年の冬は寒かった!

久しぶりに
雪もよく降りましたね。

冬は結構好きですが、
この寒さには体がこたえます。

そればかりでなく、
この冬の気がかりは

屋根、屋根、屋根。

とにかく大きい
この家の屋根。

前回の葺き替えから
半世紀が経ち、
そろそろ瓦の劣化が
限界を迎えつつあります。

陶器の瓦なので
冬の凍みでヒビ割れる
こともあるのだそう。

知らないうちに
水がじわじわ染みて
下地まで傷んでしまったり。

一昨年の夏には
ついに雨漏りも
してしまいました。

-----ーー

私の心の中では

「もう、限界かも

「諦めたら楽になれる」

ここ数年間、
そんな言葉が何度も
頭をよぎりました。

日本の古民家や
伝統文化や
里山の風景を

知れば知るほど好きになり
若気の至りも手伝って

生まれ育ったこの家を
「残そう!」
と決めたのが17年前。

でも、
あまりにも大きすぎた。

年齢も40過ぎた頃から
だんだん苦しくなってきた。

こんなに苦しんでまで
やることじゃない。

逃げたい気持ちと
諦めたくない気持ちで
葛藤する日々。

どうしたらいいか?

いや、私はどうしたいのか?

ぐるぐる
ぐるぐる

-----ーー

気力が尽きかけた頃。

村の友人達に
苦しい胸の内を話しました。

「一緒に残そう!」

「私もこの家が好きだから」

嬉しかった。
涙が溢れた。

ああ、やっぱり
私は残したいんだ。

たった一人で
背負い込んでいたことが
辛かったんだ。

「人を頼るな」は
父の口癖だけれど、

私は頼りたいし
頼られたい。

それぞれの
得意なことを持ち寄って
助け合えたらいい。

そして、
屋根改修という
一世一代の大挑戦は

一人で抱えるのではなく
お神輿を担ぐように
お祭り気分で
楽しくやればいい。

今日までこの家が
何度もピンチを
乗り越えてこられたのは

喜んで支えてくれる人達が
いてくれたからだ。

友人達のおかげで
そんな気持ちになれました。

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今年に入って
「七代リビルドチーム」
を立ち上げて、

毎週のようにミーティングを
重ねています。

Rebuild「リビルド」の意味は

(建物を)
再建・再構築する

(社会を)
組み立て直す

(希望を、自身を)
取り戻す

そんな意味合いも
あるそうです。

七代リビルドは、
昔ながらの「瓦寄進」の
手法でできたら楽しそう!

壮大なチャレンジだけど
ワクワクしています。

今はあれこれ準備中。
春には具体的に動き出します。

とりあえず
「七代リビルド」
インスタを始めました。

@nanadai_kawara

429日までは
17年間の思い出を中心に綴ります。

よかったら覗いてください。

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これから味噌仕込みシーズンも
本格的に始まります。
(お待たせしています!)

49日には
カヤの花火から飛び火した
「石神の松 江戸花火」
も打ち上がりますよ

今までになく
忙しい春になりそう🌸

楽しみながらがんばりますので
どうぞ皆さま、あたたかい応援ご声援を
よろしくお願いします!!