DSC_0563

七十二候カレンダー

 

毎月開催している、書の会。

講師の甕恵美さんが、

素敵なカレンダーを届けてくれました♪

 

ーーーーーーーーー

 

今は「春分」、もうすぐ「清明」。

そんな二十四節気を、さらに細かく分けた

七十二候。

5日間ごとに、その時季だけの言葉たちが紡がれます。

 

DSC_0565

 

この5日間は、

「雷乃発声」

全く読めませんでしたが。笑

「雷すなわち声を発す」

 

恵美さんのカレンダーは

言葉のイメージに合わせて毎回書体も変わるんだそう。

今回は甲骨文字で書いたそうです。

雷のイメージにぴったりですね〜

月の満ち欠けもうれしい♪

 

ーーーーーーーーー

 

そういえば、祖父が生きていた頃。

節分で豆まきした後、拾った豆を空きビンにとっておき、

節分以来の初めての春雷を聞いたら食べる

という習慣がありました。

たしか「風邪をひかないように食べろ」と言われたような…?

 

当時は本気になんてしなかったけれど、

季節に合わせた小さなおまじないがある暮らし。

今振り返ると、心和みます。

 

ーーーーーーーーー

 

それにしても。

七十二候を作った頃の日本人たちは

こんなにも微細な季節の移ろいを感じながら

日々を暮らしていたんだなぁ!と。

そして、その言葉の表現の豊かさにも

惚れ惚れします。

 

AIも天気予報もなくても、

色んなことを今よりも豊かに

…もしかしたら、時にはもっと正確に

自然から感じとっていたんじゃないかな?

 

今となっては便利快適は手放せませんが。

どこまでが必要で、心地よさを感じるのか。

忙しい日常の中にも

自分のものさしを確かめるような

そんな時間を持ちたいな。

 

このカレンダーを見ながら、

時々ハッとするような

豊かな気づきをもらえる気がします。