わが家の敷地に生える
推定樹齢400年の榧(カヤ)の木を
伐ることになりました。
年末に大枝が折れて以来、大ショック!
なんとか生かせないものかと願いましたが、
いろいろな想いと経緯があり…。
伐ることを決めてからは、
「最後にカヤにできることをしたい」
と想いを巡らせる日々でした。
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先週の日曜日は、カヤにとっての最後の日曜日。
カヤの木の下で、一日過ごしたい。
せっかくなら近所の皆さんにも声をかけて、
たのしい時間を過ごせたら。
集まってくださった皆さんと
カヤの周りを片付けたり、薪を作ったり。
作業後のお昼はピクニック♪
日没に合わせてフルートの演奏をしてもらい、
最後に影絵「モチモチの木」を上演しました。
フルートの演奏は、
近所のパン屋こねりの大池さおりさんにお願いしました。
さおりさんがカヤのために選んでくれた曲は
「アメージング・グレイス」
はじめはしっとりと、感謝と鎮魂の調べ。
涙がこぼれました。
最後はアップテンポで楽しいリズムに。
カヤはここにはいなくなるけれど、
新しい始まりを予感させてくれる、
とても素敵な演奏でした。
影絵は、母が趣味で作った「モチモチの木」。
切り絵が素敵な絵本の名作ですね。
私も大好きなお話です。
5歳の豆太が「モチモチの木」と呼ぶ
大きな栃の木のイメージと
うちのカヤのイメージがぴったりで、
「最後の最後に、カヤの木の下でやろう!」
ということになりました。
(実は、この日は再演)
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本当に急な呼びかけでしたが
集まってくれた皆さんのおかげで
片付け作業はグンと進み、
影絵には大人と子供で15人ほどが集まってくれて
最後まで賑わいました♪
カヤにとって最後の日曜日。
シンプルだけど、濃密で味わい深い
とてもいい時間になりました。
ありがとうございました。
ここでの呼びかけはできませんでしたが、
ご報告だけでも。
まだこれからも
できるだけ続きをレポートしたいと思っています。