DSC_0126

【カヤ日記①】大きなカヤの木の下で

 

わが家の敷地に生える

推定樹齢400年の榧(カヤ)の木を

伐ることになりました。

 

年末に大枝が折れて以来、大ショック!

なんとか生かせないものかと願いましたが、

いろいろな想いと経緯があり…。

 

伐ることを決めてからは、

「最後にカヤにできることをしたい」

と想いを巡らせる日々でした。

 

ーーーーーーーーーー

先週の日曜日は、カヤにとっての最後の日曜日。

カヤの木の下で、一日過ごしたい。

せっかくなら近所の皆さんにも声をかけて、

たのしい時間を過ごせたら。

 

集まってくださった皆さんと

カヤの周りを片付けたり、薪を作ったり。

作業後のお昼はピクニック♪

日没に合わせてフルートの演奏をしてもらい、

最後に影絵「モチモチの木」を上演しました。

 

フルートの演奏は、

近所のパン屋こねりの大池さおりさんにお願いしました。

さおりさんがカヤのために選んでくれた曲は

「アメージング・グレイス」

 

はじめはしっとりと、感謝と鎮魂の調べ。

涙がこぼれました。

最後はアップテンポで楽しいリズムに。

カヤはここにはいなくなるけれど、

新しい始まりを予感させてくれる、

とても素敵な演奏でした。

 

影絵は、母が趣味で作った「モチモチの木」。

切り絵が素敵な絵本の名作ですね。

私も大好きなお話です。

 

5歳の豆太が「モチモチの木」と呼ぶ

大きな栃の木のイメージと

うちのカヤのイメージがぴったりで、

「最後の最後に、カヤの木の下でやろう!」

ということになりました。

(実は、この日は再演)

 

ーーーーーーーーーー

本当に急な呼びかけでしたが

集まってくれた皆さんのおかげで

片付け作業はグンと進み、

影絵には大人と子供で15人ほどが集まってくれて

最後まで賑わいました♪

 

カヤにとって最後の日曜日。

シンプルだけど、濃密で味わい深い

とてもいい時間になりました。

ありがとうございました。

ここでの呼びかけはできませんでしたが、

ご報告だけでも。

 

まだこれからも

できるだけ続きをレポートしたいと思っています。